住所を都道府県とそれ以降の住所に分ける方法<1>では、まず都道府県だけを表示させました。

では今回は、都道府県をのぞいた残りの住所を表示する方法をご紹介しましょう。

使う関数はRIGHT関数LEN関数だけです。

住所を都道府県とそれ以降の住所に分ける方法<2>

住所(D列)に都道府県をのぞいた残りの住所を表示させましょう。

 

【考え方】

「元の住所」から「都道府県」の文字をのぞいて「住所(D列)」に表示する、と考えます。

具体的にいうと、RIGHT関数を使って、元の住所(B列)の文字を右側から取り出すのですが、そのときに「元の住所(B列)の文字数から都道府県(C列)を引いた文字数」取り出します。(下図参照)

 

【関数式】

=RIGHT(B2,LEN(B2)-LEN(C2))

B2元の住所(B列)の右側から
LEN(B2)-LEN(C2)「元の住所(B列)の文字数」から「都道府県(C列)の文字数」を差し引いた文字


 

1.都道府県をのぞいた住所を表示させたいセル(D2)を選択し、数式バー横の[fx]関数の挿入ボタンをクリックします。

 

2.関数の挿入ウインドウが開くので、[関数の分類(C):]→「文字列操作」、[関数名(N):]→「RIGHT」を選び、「OK」ボタンをクリックします。

 

3.RIGHT関数の引数ウインドウが開きます。まず、文字列の欄には、元の住所のセル(B2)をクリックして入力します。

 

4.次に名前ボックスの(A列の上部にある)▼マークをクリックして「LEN」を選びます。もしも「LEN」がないときは、下の「その他の関数」をクリックして関数の挿入ウインドウから「LEN」を選びます。

 

5.LEN関数の関数の引数ウインドウが開きますので、文字列の欄には、元の住所のセル(B2)をクリックします。

↓ ↓ ↓ ↓

 

6.次に、下の「OK」ボタンはクリックしないで数式バーに表示されている「RIGHT」の文字のところをクリックします。

 

7.再び、RIGHT関数の引数ウインドウが開くので、文字数欄に「LEN(B2)」と表示されていれば、そのあとに続けて「」と半角入力します。

↓ ↓ ↓ ↓

 

8.ふたたびLEN関数を入力するために、名前ボックスの(A列の上部にある)▼マークをクリックして「LEN」を選びます。もしも「LEN」がないときは、下の「その他の関数」をクリックして関数の挿入ウインドウから「LEN」を選びます。

 

9.LEN関数の関数の引数ウインドウが開きますので、文字列の欄には、都道府県のセル(C2)をクリックし、「OK」ボタンをクリックします。

↓ ↓ ↓ ↓

 

都道府県をのぞいた住所が表示されました。

 

10.下のセルにも関数をコピーするために、フィルハンドル(+)をダブルクリックします。

 

下のセルにも、都道府県をのぞいた住所が正しく表示されました。

img20160330_00

 

エクセルで住所を入力したときに、都道府県とそれ以降の住所に分けたいときはどうしていますか?

一行ずつ都道府県だけを入力して、もとの住所からは都道府県だけを削除して・・・なんて作業は手間と時間がかかってしかたありませんよね。

そんなときは、いくつかの関数を組み合わせて使えば、手間をかけずに都道府県を分けることができるのです。

手順が多くてむずかしそうにみえますが、考え方はいたって単純です。
操作内容も同じことを繰り返すので思ったよりも簡単です。
この方法は住所以外でも応用できるので、知っておいて損はありませんよ!

住所を都道府県とそれ以降の住所に分ける方法<1>

関数を使ってB列の住所から都道府県と残りの住所を分けてみましょう。
今回はまず、都道府県を表示するところまでを説明します。
(都道府県をのぞいた残りの住所を表示する方法はこちら

 

<完成図>

【考え方】

都道府県は3文字、もしくは4文字なので、LEFT関数で都道府県だけを表示することはできません。

しかし、4文字なのは「神奈川県、和歌山県、鹿児島県」だけなので、住所の頭文字から4番目の1文字目が「県」であるかどうかを判断して、左から4文字表示するか、3文字表示するかを決めます。そうすれば正しく表示することができるのです。(下図参照)

img20160330_00_1

img20160330_00_2

【関数式】

B列の住所の4番目の1文字目が”県”であるならば、
 B列の住所の左から4文字分をC列に表示する
そうでなければ左から3文字分を表示する

というIF関数の式を作ります。

=IF(MID(B2,4,1)=”県”,LEFT(B2,4),LEFT(B2,3))

MID(B2,4,1)=”県”→もし、セルB2の頭文字から4番目の1文字目が”県”である
LEFT(B2,4)→セルB2の左から4文字分を表示する
LEFT(B2,3)→セルB2の左から3文字分を表示する


1.都道府県を表示させたいセル(C2)を選択し、数式バー横の[fx]関数の挿入ボタンをクリックします。

 

2.関数の挿入ウインドウが開くので、[関数の分類(C):]→「論理」、[関数名(N):]→「IF」を選び、「OK」ボタンをクリックします。

 

3.IF関数の引数ウインドウが開きます。論理式欄には、MID関数を使った「都道府県が入った住所の頭文字から4番目の1文字目が”県”である」という式を入力していきます。

img20160330_02_2

 

名前ボックスの(A列の上部にある)▼マークをクリックして「MID」を選びます。もしも「MID」がないときは、下の「その他の関数」をクリックして関数の挿入ウインドウから「MID」を選びます。

すると、MID関数の関数の引数ウインドウが開きます。

↓ ↓ ↓ ↓

 

4.文字列の欄には、都道府県が入っている住所のセル(B2)をクリックします。

img20160330_05

↓ ↓ ↓ ↓

img20160330_05_2

 

5.開始位置欄には4番目の「4」、文字数欄には1文字分の「1」をそれぞれ半角入力します。次に、下の「OK」ボタンはクリックしないで数式バーに表示されている「IF」の文字のところをクリックします。

img20160330_06

↓ ↓ ↓ ↓

img20160330_06_2

 

6.再び、IF関数の引数ウインドウが開くので、論理式欄に「MID(B2,4,1)」と表示されていれば、そのあとに続けて「=”県”」と県以外は半角入力します。

img20160330_07

↓ ↓ ↓ ↓

img20160330_07_2

これで、IF関数の「B2(元住所)の頭文字から4番目の1文字が”県”であれば」という部分(式)ができました。

 

7.真の場合欄には、LFET関数を使った「左から4文字分を表示する」という式を入力します。

真の場合欄をクリックし、3.と同様に、名前ボックスのA列の上部にある)▼マークをクリックして「LEFT」を選びます。もしも「LEFT」がないときは、下の「その他の関数」をクリックして関数の挿入ウインドウから「LEFT」を選びます。

img20160330_08

 

8.LEFT関数の引数ウインドウが開いたら、文字列欄には都道府県が入っている住所のセル(B2)をクリックし、文字数欄には4文字分の「4」を半角入力します。次に、下の「OK」ボタンはクリックしないで数式バーに表示されている「IF」の文字のところをクリックします。

img20160330_09

 

9.再び、IF関数の引数ウインドウが開き、真の場合欄に「LFET(B2,4)」と表示されていれば、次に偽の場合欄をクリックし、7.と同様に名前ボックス▼マークから「LEFT」を選びます。

img20160330_10

↓ ↓ ↓ ↓

img20160330_11

 

10.LEFT関数の引数ウインドウが開いたら、文字列欄には都道府県が入っている住所のセル(B2)をクリックし、文字数欄には3文字分の「3」を半角入力します。これで入力が終わりなので、「OK」ボタンをクリックします。

img20160330_12

 

都道府県だけが表示されました。

img20160330_13

 

11.下のセルにも関数をコピーするために、フィルハンドル(+)をダブルクリックします。

 

下のセルにも都道府県が正しく表示されました。

 

次回は、都道府県が分けられた残りの住所の表示方法をご紹介します。

 

ひとつのセルに何文字入力しているのかを知りたいときに、どのようにしてかぞえますか?

「ひとつ、ふたつ・・・」と一文字ずつかぞえてもいいのですが、文字数が多くなると大変ですよね。

そんなときに便利な関数が、LEN関数です。

LEN関数は、半角文字、全角文字ともに1文字とかぞえます。

◆LEN(文字列)…指定した文字列の文字数をかぞえる

文字数をかぞえる方法(LEN関数)

LEN関数を使って住所の文字数をかぞえてみましょう。

 

1.文字数を表示させたいセル(C2)を選択し、数式バー横の[fx]関数の挿入ボタンをクリックします。

 

2.関数の挿入ウインドウが開くので、[関数の分類(C):]→「文字列操作」、[関数名(N):]→「LEN」を選び、「OK」ボタンをクリックします。

 

3.関数の挿入ウインドウが開くので、文字列の欄に文字数をかぞえる元のセル(B2)をクリックし、「OK」ボタンをクリックします。

↓ ↓ ↓ ↓

 

文字数が表示されました。

 

4.下のセルにも関数をコピーするために、フィルハンドル(+)をダブルクリックします。

 

下のセルにも文字数が表示されました。

 

 

前回、文字の一部分だけを取り出す方法としてLFET関数とRIGHT関数をご紹介しました。

では、同じく文字を取り出したい場合でも、「頭文字から数えて○番目の文字から何文字分かを取り出したい」というときはどのようにすればよいでしょうか。

その場合にはMID(ミッド)関数を使いましょう。

MID関数は、文字の指定した位置から任意の文字数を取り出します。

◆MID(文字列,開始位置,文字数)…指定した文字列の位置から指定した文字数を取り出す

文字の一部分だけを指定した位置から取り出す方法(MID関数)

MID関数を使ってカレンダーのサイズ部分の2文字だけ(A4・卓上・壁掛)を取り出してみましょう。

 

1.サイズを表示させたいセル(C2)を選択し、数式バー横の[fx]関数の挿入ボタンをクリックします。

 

2.関数の挿入ウインドウが開くので、[関数の分類(C):]→「文字列操作」、[関数名(N):]→「MID」を選び、「OK」ボタンをクリックします。

 

3.関数の挿入ウインドウが開くので、文字列の欄に文字を取り出す元のセル(B2)をクリックします。

↓ ↓ ↓ ↓

img20160317_05

↓ ↓ ↓ ↓

img20160317_05_2

 

4.取り出したい文字が、頭文字から数えて6文字目の位置にあるので、開始位置の欄に「6」と半角入力します。

img20160317_06

 

5.取り出したい文字数は2文字(「A」と「4」)なので、文字数の欄に「2」と半角入力し、「OK」ボタンをクリックします。

img20160317_07

 

サイズ「A4」が表示されました。

 

6.下のセルにも関数をコピーするために、フィルハンドル(+)をダブルクリックします。

 

7.このままだと罫線ごとコピーしてしまうので、オートフィルオプションの「▼」をクリックし、「書式なしコピー(フィル)(O)」にチェックを入れます。

img20160317_10

 

下のセルに、罫線はコピーされずサイズだけが表示されました。

 

 

入力してある文字の一部分だけを取り出したいことはありませんか?

たとえば、フルネームで入力してある人名のふりがなを、頭文字から2文字だけにしたいときに、再び2文字だけのかなを入力するのも面倒ですよね。

そのような場合に便利な関数があります。

それはLFET関数とRIGHT関数です。

LEFT関数は文字の左側から指定した文字数を取り出し、RIGHT関数は文字の右側から指定した文字数を取り出します。

◆LEFT(文字列,文字数)…指定した文字列の左側から指定した文字数を取り出す
◆RIGHT(文字列,文字数)…指定した文字列の右側から指定した文字数を取り出す

文字の一部分だけを取り出す方法(LEFT関数・RIGHT関数)

PHONETIC関数でふりがなを表示させ、結果を値に変換したあとのふりがな(←クリックするとPHONETIC関数のページが開きます)を、LEFT関数を使って左から2文字だけのかなを取り出してみましょう。

 

1.ふりがなを表示させたいセル(D2)を選択し、数式バー横の[fx]関数の挿入ボタンをクリックします。

 

2.関数の挿入ウインドウが開くので、[関数の分類(C):]→「文字列操作」、[関数名(N):]→「LEFT」を選び、「OK」ボタンをクリックします。

 

3.関数の挿入ウインドウが開くので、文字列の欄に文字を取り出す元のセル(C2)をクリックそ、文字数の欄に2文字の「2」を入力します。
「OK」ボタンをクリックします。

↓「やまだ たろう」の「やま」を2文字を取り出したいので、文字数には「2」と入力します。

img20160310_07_2

 

かなが2文字で表示されました。

 

4.下のセルにもふりがなを表示させるために、フィルハンドル(+)を下へドラッグします。

 

下のセルも2文字だけ取り出せました。

img20160310_10

 

右側から文字を取り出す場合は、関数の挿入ウィンドウで、[関数の分類(C):]→「文字列操作」、[関数名(N):]→「RIGHT」を選びます。

img20160310_11