商品別、社員別など同じ条件のデータを合計する方法として、以前、SUMIF関数をご紹介しました。
では「地域別」かつ「商品別」などのように複数の条件がある場合はどのようにすればよいでしょう?

ということで今回は、複数の条件のデータを合計する方法、SUMIFS関数をご紹介します。
「SUMIF」に「S」がつくのでSUMIF関数の複数形のようなものですが、数式の順序が少し違うので気をつけてくださいね。

◇SUMIFS関数・・・合計対象範囲の中から、指定した範囲内の検索条件と同じデータをさがし、そのすべての条件を満たすデータに対する計をもとめます。
SUMIFS(合計対象範囲,条件範囲1,条件1,条件範囲2,条件2,・・・・)

複数の条件のデータを合計する方法(SUMIFS関数)

下表の一覧から、
「ビジネス名刺の配送での売上」
「個人名刺の配送での売上」
ビジネス名刺の店頭での売上」
「個人名刺の店頭での売上」をそれぞれもとめてみましょう。

img20151016_01

<もとめ方>
まず、合計する範囲・売上額(E列)を指定。
条件範囲1に商品名(B列)、条件1に「ビジネス名刺(G3)」を指定、条件範囲2に納品(C列)、条件2に「配送(H2)」をそれぞれ指定します。

 

1.合計を表示したいセル(H3)を選択し、関数の挿入ボタン「fx」をクリックします。

img20151016_02

img20151001_02_1

 

2.関数の挿入ウインドウが開くので、[関数の分類(C)]から「数学/三角」を選び、[関数名(N)]から「SUMIFS」を選び「OK」ボタンをクリックします。

img20151016_03

 

3.「合計対象範囲」欄をクリックし、セルE2からE15(売上額)を範囲選択します。

img20151016_04

img20151016_05

 

4.「合計対象範囲」欄に「E2:E15」と自動的に入力されるので、そのまま[F4]キー(ファンクションキー)を1回押して絶対参照「$E$2:$E$15」にします。
(数式をコピーしたときに、範囲が変わらないように絶対参照にします)

img20151016_05-2

 

5.次に「条件範囲1欄をクリックし、B2:B15(商品名)を範囲選択します。

img20151016_06

条件範囲1」欄に「B2:B15」と自動的に入力されるので、そのまま[F4]キー(ファンクションキー)を1回押して絶対参照「$B$2:$B$15」にします。
(数式をコピーしたときに、範囲が変わらないように絶対参照にします)

img20151016_06-2

 

6.次に「条件1欄をクリックし、セルG3(「ビジネス名刺」)を選択します。

img20151016_07

条件1」欄に「G3」と自動的に入力されるので、そのまま[F4]キー(ファンクションキー)を3回押して絶対参照「$G3」にします。
(数式をコピーしたときに、列番号(G列 )が変わらないようにします)

img20151016_07-2

 

7.次に「条件範囲2欄をクリックし、C2:C15(納品)を範囲選択します。

img20151016_08

条件範囲2」欄に「C2:C15」と自動的に入力されるので、そのまま[F4]キー(ファンクションキー)を1回押して絶対参照「$C$2:$C$15」にします。
(数式をコピーしたときに、範囲が変わらないように絶対参照にします)

img20151016_08-2

 

8.次に「条件2欄をクリックし、セルH2(「配送」)を選択します。

img20151016_09

条件2」欄に「H2」と自動的に入力されるので、そのまま[F4]キー(ファンクションキー)を2回押して絶対参照「H$2」にします。
(数式をコピーしたときに、行番号(2行目 )が変わらないようにします)

img20151016_09-2

 

これで「ビジネス名刺の配送での売上」が求められました。

img20151016_10

 

では、数式をコピーして他の売上合計ももとめてみましょう。

9.コピーするセル(H3)の右下にマウスポインターをおいて、フィルハンドル(+)をダブルクリックします。

img20151016_11

 

「個人名刺の配送での売上」がもとめられました。

img20151016_11-2

 

10.セルH3を選択し[Ctlr]キー+「C」でコピーをします。

img20151016_12

貼り付けたい先のセルを指定し、[Enter]キーを押します。

img20151016_12-2

 

「ビジネス名刺の店頭での売上」と「個人名刺の店頭での売上」がもとめられました。

img20151016_13

 

◎おまけ
数式のカッコ内をクリックすると、指定している箇所が色別で表示されます。
どこを指定しているかを確認したいときに利用すると便利ですよ。

img20151016_14

 

 

売上データを支店別に複数のシートに分けて作った場合、どのようにすれば手早く集計できるでしょうか?

連続して並んでいる複数のシートの同じセル位置のセルを参照することで簡単に集計することができます。

複数シートの同じ位置のセルデータを集計する方法

シート「本店」「札幌店」「横浜店」のそれぞれの売上額を、シート「全本支店」の売上額に集計してみましょう。

img20150914_01

 

1.集計するセルを選択します。

img20150914_02

 

2.[ホーム]タブ→[編集]→「ΣオートSUM」を選ぶと、セル内に「=SUM()」と自動的に表示されます。

img20150914_03

↓ ↓ ↓

img20150914_04

 

3.シート名「本店」をクリックし、集計を表示するセルと同じ位置のセル(ここではセルB2)をクリックします。

img20150914_05

 

4.「Shift」キーを押しながら、シート「横浜店」(集計したい範囲の最後のシート名)をクリックし、[Enter]キーを押します。

数式バーに「=SUM(’本店:横浜店’!B2)」と自動的に表示されます。

img20150914_06

 

シート「全本支店」のセルに各本支店の売上額が集計されました。

img20150914_07

次に、この数式を下のセルにコピーしましょう。

 

6.数式の入ったセルの右下にマウスポインターをおいて、フィルハンドル(+)をダブルクリックします。

img20150914_08

 

全部のセルに数式がコピーされて集計されました。

img20150914_09

 

集計表で合計を出したいときに、数式を入力してそのセルをコピーして貼り付けて…という作業では時間と手間がかかりますよね。

そんな時に「オートSUM」という機能を使えば、簡単で自動的に合計を出すことができます。

 

★オートSUMで簡単に合計する方法★

下表のように、4月~6月の支店別合計を出しましょう。

img20150514_00

 

1.合計を表示したいセルを選択します。

img20150514_01

 

2.「編集」タブ→「Σ オートSUM」をクリックします。

img20150514_02

 

3.合計されるセルが点線枠で表示されるので範囲を確認して、再び「Σ オートSUM」をクリックするか、もしくは「Enter」キーを押します。
img20150514_03

 

札幌支店の4月~6月の合計が表示されました。

img20150514_04

 

残りの支店の合計も出してみましょう。

4.合計セルを選択した状態でセルの右下にマウスの矢印をもっていくと、矢印が「+」マーク(フィルハンドル)に変わるので、そのまま一番下のセルまでドラッグします。

img20150514_05

 

一番上のセルの数式がコピーされて、全支店の合計が計算されました。

img20150514_06